少年をなぐさめて

高校のアーチェリー特待生のダヨルは、ひょんなことからテヒョンに襲いかかったと濡れ衣を着せられてしまう。無実を主張するダヨルだったが、信じてもらえない。アーチェリーの試合を目前に控えていたダヨルは、出場を危ぶまれるが…。

ダヨルは、大事なアーチェリーのハネをテヒョンが持っていると知り、テヒョンの家まで行くが、素直に返してもらえない。そしてある日を境に、テヒョンが学校に来なくなり、心配になったダヨルは再びテヒョンの家を訪れる。

体育倉庫に閉じ込められたダヨルとテヒョン。助けを待つ間、ダヨルはテヒョンに、ウォンギョンとの関係を尋ねる。一方、保健実習の最中、ダヨルがテヒョンを殴ってしまう。謝罪を促されたダヨルは、思いがけない言葉をかける。

ダヨルから受けた、拒絶感に満ちた視線に傷ついたテヒョンは、過去のトラウマを思い出してしまう。その頃、全国高校対抗アーチェリー大会が開催され、セヒョン高校からはダヨルとミンジュンが出場し、決勝戦を懸けて競う。

母の死から10年間、1人で苦しんできたテヒョンの心は、ダヨルの言葉で癒される。一方、親し気なテヒョンとダヨルに、ウォンギョンは不快感を隠さない。その頃、アーチェリー部では、ダヨルに対する風当たりが強くなる。

アーチェリー大会も終わった頃、模擬試験の答案が返却される。ダヨルは、テヒョンから数学の手ほどきを受けることになるが、ケンカになってしまう。ダヨルを突き放したテヒョンは、ダヨルの不在で、自分の思いに気づく。