奉行所の仕事人狩りがいよいよ厳しくなり、主水らは裏稼業から手を引いて鳴りを潜めることに。しかし困窮した加代は、標的が北町奉行とは気付かずに闇の会からの仕事を引き受けてしまう。そんな中、主水たちの身辺に怪しい男たちが現れるようになり……。©松竹・ABC
江戸市中では、井戸水を飲んで急死する者が続出。何者かがあちこちの井戸に毒を入れたらしく、奉行所は警戒にあたることに。そんな中加代は闇の会で仕事を請けるが、その標的は江戸留守居役・久坂長勝の息子・恭四郎、依頼主は何と恭四郎の母・美濃であった。©松竹・ABC
闇の会に出席した加代は、大奥御年寄・阿茶局殺しを五十両で請けることに。しかし主水・竜・政は、この難仕事を素っ気なく断ってしまう。そこに現れた弐は、加代に仕事料の大半を分け前として要求。その上で、主水らを担ぎ出す秘策を加代に授けるのだった。©松竹・ABC
今回の仕事の標的は、「関八州一の親分」と呼ばれ民百姓にも人望が厚い上州伊香保村の親分・仁吉。主水らはさっそく伊香保へ向かうが、そこで加代はこの仕事の依頼人を見かける。男の正体は「荒熊の吉蔵」と呼ばれる親分で、村の嫌われ者だというが……。©松竹・ABC
奉行所に「鬼を見た」という訴えが相次ぎ、主水は目撃談のあった芝・金杉へ赴く。が、そこには南蛮渡来品を扱う長崎屋があるだけで、鬼などいるはずもない。その頃闇の会に出席した加代は、長崎屋の女将・ぎんと女中のりん・花を仕置する仕事を請けていた。©松竹・ABC
今回の標的は、芝・建徳寺の大僧正・隆顕。しかし隆顕は公方様も一目置く大物で、常に屈強な僧兵を従えた難敵であった。政の調べによれば、この寺は駆け込み寺として有名な尼寺・忍性院と秘密の通路で繋がっており、内部は一種の売春窟になっているという。©松竹・ABC