空桑(くうそう)に滅ぼされ、故郷の碧落(へきらく)海を追われた泉先(せんせん)の鮫人(こうじん)。それから7千年後、鮫人の蘇ボ(そぼ)は難民とともに雲荒(うんこう)を目指していた。その道中、難民の少女の那笙(なしょう)が蘇ボを占うが、彼の脳裏に昔の悲しい記憶がよみがえる。100年前、人身売買されていた鮫人を助けるために、蘇ボは星瀚雲庭(せいかんうんてい)という店に忍び込み、空桑の郡主の白瓔(はくえい)と出会うが…。
真嵐は空桑の王の子として鏡城に連れてこられ、皇天の指輪に認められたことで空桑の皇太子となる。その一方で、蘇摹もまた如意から自分が海皇だと告げられる。しかし、これを受け入れることはできず...。
教養を身につけるために鏡塔で過ごすことになった白瓔は、楽師として蘇摹が鏡塔にいることに疑問を抱くようになった。どういった基準で従僕が選ばれたのか知ろうとするのだが、理由はわからない。
蘇摹は侍女と偽り自分の目を気にかけてくれる白瓔を誘って、一緒に満月を眺めた。その優しさに触れたことで心は惹かれていく。また、滄流五師の師彭とひそかに通じていた青王は、真嵐に兵糧の件で問い詰められる。
青王の間者に暗殺されそうになった白瓔を助けたのは蘇摹だった。一方、西京は滄流の大軍に立ち向かうが、師彭に妻を人質に取られ、自らの手で彼女を殺すことに。そんななか、蘇摹は如意を救い出すことに成功する。
白瓔は蘇摹を愛したため封印が解かれ、后土の力を継承できず空桑を守ることができない。これにより白瓔は、誰かが后土の力を継承できるように鏡塔から身投げする。その後、真嵐の皇天と帝王の力も封印されてしまう。
陳鈺琪
出演者
リー・イーフォン