私立探偵の工藤俊作が、街の仲間達の協力を得たり、彼を邪魔者扱いする刑事をおちょくったりしながら様々な事件を捜査して行く。ハードボイルドのイメージを一変させた松田優作の演技が光る、未だに名作の声の高いテレビドラマ。
エピソード1
聖女が街にやって来た
女子高のシスターが、教え子から盗みを働いてしまったとハンドバッグを渡される。思案のあげく、このオレに持ち主へ返して欲しいとの依頼が持ち込まれる。オレはそのバッグを返すため、持ち主のマンションを訪れると…。
エピソード2
サーフ・シティ・ブルース
夏が終わり、美しい人妻から依頼を受けたオレは、愛車ヴェスパで逗子へと飛んだ。甘く乾いた匂いが漂うこの事件はとても切ない事件となった。
エピソード3
危険を買う男
危険を買うには高い銭はいらない。ちょっとした取っ掛かりでゲームが始まる。オレにやってきた依頼は、やや跳びすぎる女弁護士の素行調査。とにかく跳んでる女が絡んでくるとすべてが命懸けになる。名探偵に明日はない?
エピソード4
暴力組織
酔っ払って乗り込んだカーフェリーの中で、オレのダチが殺された。ところが事もあろうに、このオレが犯人に仕立て上げられた。ドジな二人の刑事に追われ、はたまたシンジケートにも狙われながら逃げ回る。でも街の仲間の助けと友情でオレは頑張るのだった。
エピソード5
夜汽車で来たあいつ
ある生真面目な男から人捜しを依頼されるオレ。何故か捨て置けず、その人捜しを手伝う羽目になる。あいつが捜していたのは、たった一人の妹だった。そんなあいつは夜汽車でやって来た。
エピソード6
失踪者の影
ダサい人捜しも時にはやってみるものだ。イケてないネエちゃんから依頼される恋人捜しの一件が、一夜にして悪のバーゲンセールにオレを叩き込む。殺人、恐喝、詐欺、乗っ取り…。ダサい話にはご用心だ。
成田三樹夫
山西道広
竹田かほり
松田優作