独占取材・・・北朝鮮拉致 前略 めぐみちゃんへ ~横田夫妻、最後の戦い~
視聴可能: FOD
めぐみちゃんに逢いたい・・・その一心で人生を駆け抜けてきた横田滋さん・早紀江さん夫妻には、私たちには知る由もない壮絶な41年間があった。フジテレビに残された2000本以上に及ぶ横田夫妻のVTRと新たな独占取材を元に、夫婦が人生をかけた戦いの真実がドキュメンタリードラマで描かれる。 ■2018年4月から入院生活が続き、テレビでその姿を見なくなった横田滋さんは現在86歳。入院直前まで番組のカメラはその姿を追い続けていた。いつも誰に対しても笑顔を絶やさず精力的に活動してきた滋さんに忍び寄る「老い」・・・滋さんは今も、めぐみさんから拉致の前日にプレゼントされたくしや、めぐみさんの写真を病室に置いて、めぐみさんの帰りを待っている。 ■ドラマはめぐみさんの誕生前夜から描かれる。写真からは想像できないほど素顔は明るくひょうきんでいつも家族の中心的存在だっためぐみさんの成長過程や、拉致前日・当日の忌まわしい記憶。そして、いつも温厚な滋さんと夫を支え続ける早紀江さんが実はめぐみさんが北朝鮮で生きていると知らされた直後に、めぐみさんの実名報道をめぐって衝突したこと、政府から度々伝えられる残酷な知らせに涙しながらも毅然と向き合ってきたことなど、菊池桃子と勝村政信が、娘に一目逢うために死力を尽くして戦い続けた夫婦のリアルな姿を演じきる。 ■北朝鮮でめぐみさんと8ヵ月暮らした曽我ひとみさんは、番組宛にめぐみさんとの日々について細かく記した手紙を送ってくれた。監視に聞かれないよう小さな声で「もみじ」や「ふるさと」を一緒に歌ったこと、日本人拉致に深く関わった工作員との生活など貴重なエピソードが明らかになる。 ■結婚後のめぐみさんと同じ集落で暮らした蓮池薫さんも単独インタビューに応じてくれた。めぐみさんの家族と一緒に「軟禁状態」に生きた極限生活の辛さ、それでも夫や娘と散歩するめぐみさんが一瞬だけ見せた意外な表情など、片時も忘れられない記憶をたどっていく。

エピソード