尚巴志により三山が統一され、およそ20年。首里から離れた勝連では按司のもちづきが民を奴隷として海外へと売っていた。捨て子の身ながら勝連の村で拾われ育てられた阿麻和利は、村の人のためにある決意をする。
有力按司となった阿麻和利は、王になった尚泰久に娘の百十踏揚を妻とするよう言われる。百十踏揚は政略結婚への不満を抱えたまま結婚するが、勝連城での穏やかな暮らしのなかで徐々に阿麻和利に心を開いていく。
王府内での陰謀で護佐丸が殺され、阿麻和利は王府への疑念を深めていく。そんななか、護佐丸に謀反の意思がなかったことがわかり、疑惑の目は阿麻和利に向けられる。尚泰久の命令で、百十踏揚は首里に連れ去られ...。