ある雪の夜、麗江の地を統治する木氏一族の屋敷・木府の門前に、2つの人影があった。1人は西和――かつて木氏との覇権争いに敗れて滅ぼされた一族の残党である。もう1人は西和の姪・阿勒邱。彼は、まだ幼い姪を木府に潜り込ませ、積年の恨みを晴らす機会を伺おうと考えたのだ。それから幾年かの月日が流れ、阿勒邱は皇后・羅寧に仕える侍女へと成長した。その頃、木府には1つの火種がくすぶっていた。麗江の長・土司の座にある木旺の長男・木青と、次男・木隆の対立が表面化しつつあったのだ。そんななか、麗江の伝統行事である松明祭りに、木青の子・木増と木隆の子・木坤が参加することに。これを知った西和は、暗殺の好機が来たと、刺客を街に放ち…。©Shenzhen Media Group(International)Limited allrights reserved.
