英国スキャンダル～セックスと陰謀のソープ事件

同性愛が違法だった1965年のロンドン。次期自由党党首と目され、勢いに乗る下院議員ジェレミー・ソープは、ひそかに同性との性行為を楽しんでいた。同じ自由党議員ピーター・ベッセルはそんな彼を理解し、良き相談相手となっていた。そんな中、ジェレミーの母親のもとにある手紙が届く。送り主はノーマンという、数年前にジェレミーが性的関係を持った青年からだった。手紙にはジェレミーとの同性愛の事実が記されており・・・。

ノーマンにより妻キャロラインに同性愛関係を暴露されたジェレミーは、ノーマンの殺害を決意。そんな中、ノーマンがスーザンという女性と結婚したという知らせが入る。平穏な生活に戻るかに見えたが、程なくしてノーマンの結婚生活が破綻。ジェレミーもまた、交通事故によりキャロラインを亡くす。ウェールズに流れ着いたノーマンは、グウェンという女性に出会う。彼女のつてで、ノーマンはジェレミーの政敵フーソンに会う。

エドナの機転でアンドリュー・ニュートンが逮捕され、ノーマンは出廷してジェレミー・ソープに命を狙われたと訴える。一方ジェレミーは、先手を打って自らノーマンとの手紙の内容を公表する。しかし、“ウサギたち”という愛称が嘲笑の的となり、ジェレミーは自由党党首の座を追われる。1年後、出所したニュートンは、自分はジェレミーに雇われたと暴露し、ジェレミーは他の仲間とともに殺人共謀罪で逮捕されるが・・・。

アンドリュー王子は国際的なスキャンダルの渦中に置かれる。エミリー・メイトリスは、その真相を暴くため、アンドリュー王子の出演を取りつけようとあらゆる手段を取る。

「ニュースナイト」でのインタビュー敢行までに、さまざまな障害が立ちはだかる。頓挫するかに思われたが、エミリー・メイトリスとアンドリュー王子の悪名高き対談はついに実現する。しかし、予想外の展開になり...。

インタビューが行われ、世界中に衝撃が走った。アンドリュー王子は自分のため、家族のため、王室のため、その後始末をすることに。コロナ禍になり、エミリーは自分の評判とキャリアの未来を考えるようになり...。