中堅建設会社池松組入社4年目の富島平太(神木隆之介)は現場を愛する若手社員。そんな平太がある日突然、公共事業などの受注を担当する業務部へ異動となる。池松組を支える切れ者の常務・尾形総司(内野聖陽)や長年業務部にいる頼れる先輩・西田吾郎(中村獅童)のもと仕事を学ぶ平太。しかしそこは欲望やしがらみが絡み合う談合の世界だった。談合は必要悪なのか―。平太は自らの理想と会社員としての使命のはざまで葛藤する。 (C)2020WOWOW/東阪企画
2000億円の公共工事の受注を目指す平太は、談合を取り仕切る建設業界のフィクサー・三橋萬造(柴田恭兵)と出会い、交流を深めていく。一方東京地検特捜部・内藤肇(石丸幹二)は引き続き官製談合を内偵捜査していた。やがて平太の恋人・野村萌(土屋太鳳)が勤める銀行にまで捜査の手は伸び、平太を心配する萌だがすれ違う2人。そしてある日、平太は三橋が主催する茶会に招かれゼネコン幹部たちと対面するのだが……。 (C)2020WOWOW/東阪企画
平太の熱意で地下鉄工事の画期的な新工法を生み出し、大幅なコストダウンに成功する池松組。しかし、その噂を聞きつけた大手ゼネコン各社幹部が三橋に談合してほしいと懇願。一蹴する三橋だったが、抗えない巨大な権力が動き始めていた。そんな中、官製談合を追う特捜の内藤らは次第に真相へ近づき、証拠集めに奔走していた。一方、萌の上司で白水銀行融資課・園田俊一(向井理)は「俺のことも考えてほしい」と萌に告げ……。 (C)2020WOWOW/東阪企画
地下鉄工事の談合の件で三橋から不利な条件変更を打診される平太。しかし、尾形は「大手ゼネコンの都合を押し付けられているだけ」と調整を拒否することを決意し、公正入札に向け裏で準備を進めるよう平太らに指示するのだが……。一方、特捜の内藤らは大物議員・城山(西岡德馬)の官製談合に関するある証拠をつかむ。そんな中、園田から池松組が談合で摘発される可能性があると聞いた萌は平太が心配になり……。 (C)2020WOWOW/東阪企画
不条理な談合を受け入れると聞き憤慨する西田と平太は、逃れられないしがらみに絶望する。そして迎えた入札当日―。ゼネコン各社の様々な思惑が絡み合う中、特捜は裏で強制捜査に向け動いていた……!果たして、入札の結果は―?!捜査の行方は―?!会社とは、組織とは、守るべき信念とは―。平太は理想と現実の間でもがきながら自らの正義を見つけることができるのか―?! (C)2020WOWOW/東阪企画