1838年、ペンシルバニア州ローレンスヴィル。名医の父フレディ、看護師の母アンジェラと幸せに暮らすジェニー。ある日家族で外出の直前に急病で苦しむ黒人の老婆リバーが運び込まれてきた。
急病で担ぎ込まれたリバーは、フレディの手術により無事に回復した。やがて町は草競馬の季節を迎えた。子供たちのレースを見守るなか、ジェニーの母・アンジェラは突如胸を押さえて倒れてしまう。
突然倒れたアンジェラの心臓は衰弱し、きわめて危険な状態であった。ところが数日後、看護師のアンジェラは白衣に着替え診察室で働いていた。母が回復したと喜ぶジェニーだったが、病魔はアンジェラを襲い...。
最期まで気丈なアンジェラだったが、ついに命が尽きる。葬儀の後もジェニーの悲しみが癒えることはなく、みんなの励ましもジェニーの心に届かなかった。ジェニーは母の病状を隠していた父を責め立てる。
母を亡くしたジェニーはふさぎ込んでいたが、ハーモニカが得意な友人・スチーブンをはじめ、周りのみんなのおかげで快活さを取り戻しつつあった。そんなある日のこと、街に到着した列車から急病人が出た。
母の死を乗り越え、快活さを取り戻していったジェニー。秋になり、学校の創立記念祭が近づいてきた。ジェニーはシェークスピアの朗読を行うことになり、ジェニーの父・フレディも当日見学に来る予定だったが...。