世界の古代「四大文明」の中で唯一、中国文明だけは4000年以上にわたってほぼ同じ地域で同じ文明を維持してきた。その理由は何なのかを探るシリーズ。第一集では「中華」という言葉の源流を探る。中華はかつて「中夏」と書かれた。「夏」は、最古の王朝の名称である。研究者は「幻」と考えてきたが、近年の発掘で、その実像が明らかになった。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。[HIST](C)NHK
数千年にわたり、なぜ同じ文明を継続してきたのか。中国文明の謎を探るシリーズ。第二集のテーマは漢字。三千年前、殷王朝で生まれた漢字は、異形の文字だった。神の意志を聞くための文字であり、その際、生けにえとして周辺の部族の人々が大量に殺害されていた。ところが漢字は、あるときを境に劇的に姿を変える。節目にあったのは、殷と周王朝の存亡を懸けた古代史最大の合戦。漢字の変貌の理由とは?そして秘められた力とは?[HIST](C)NHK
中国文明の謎を探るシリーズ第三集は、色鮮やかな兵馬俑(よう)などから、始皇帝の知られざる戦略に迫る。紀元前3世紀、春秋戦国の戦乱を終わらせ、初めての統一王朝を築いた「秦」の始皇帝。最近の研究で、統一の理由は軍事力だけにあったのではないことが分かってきた。「秦」は、多様な民族を支配するため、夏王朝の権威を巧みに利用し、「中華」の世界観を完成させた。それは皇帝が宇宙を支配するという壮大な構想だった。[HIST](C)NHK