日米両国の歴史を変えた真珠湾攻撃。開戦に至った経緯や運命の日の様子、そして、戦後どのように語り継がれてきたのか。これまで日米どちらかの一方的な検証・解釈で語られがちだった真珠湾攻撃を、双方から複眼的に見つめ直しました。両国の真珠湾体験者や関係者の証言などをもとに、認識の違いを対比させながら、今日の日米関係につながる真珠湾攻撃の意味を探ります。日米共同制作、1991年ピーボディ賞受賞作品。[HIST](C)NHK
人口約1200人の富山県庄下村(現・砺波市)。そこには、太平洋戦争当時の246通の召集令状と全員の兵事資料が完全な形で残されています。村人たちは、どのように戦場に送り出されていったのか…。資料や関係者の証言などを通して、当時の陸軍の動員システムを明らかにします。この番組は1996年8月11日に放送したものです。 この番組は著作権上の制約等から、一部放送とは異なる箇所があります。ご了承ください。[HIST](C)NHK
1998年6月、インド、パキスタンの核実験直後、日米の科学者が広島に集結しました。広島級原爆の破壊力を検証するためです。原爆が広島の街を壊滅させるのに要した時間は、わずか10秒。この間に、中性子、熱線、衝撃波が襲ったのです。この「衝撃の10秒」を克明にたどり、当時の産業奨励館が残がい(原爆ドーム)へと化すプロセスをCGで再現。過去の核実験データや被爆者の証言などもまじえながら、核の恐怖を伝えます。[HIST](C)NHK
太平洋戦争末期の沖縄戦では、20万人以上の命が奪われました。犠牲者の半数は沖縄の住民で、地上戦という逃げ場のない地獄を味わいました。集団自決や日本軍による虐待なども起こり、生き残った人々は長く記憶を封印してきたのです。この悲劇を風化させないために、読谷村(よみたんそん)では、14年がかりで2500人の村民の証言を戦時記録にまとめました。過酷な体験を強いられた人々の視点で、沖縄戦の実態に迫ります。[HIST](C)NHK
玉砕戦の象徴とされてきた太平洋の激戦地、硫黄島。わずかに生還した元兵士の証言とアメリカ軍の新資料から「戦争」の悲惨な現実が改めて浮き彫りになりました。[HIST](C)NHK
昭和19年(1944)末から米軍機による東京への空襲は本格化、翌年3月10日の東京大空襲で10万人余りの命が奪われます。戦後67年、空襲直後の市民の姿を写した583枚の写真が発見されました。陸軍参謀本部の指示で撮影されたこれらの写真とアメリカで発見された資料から、アメリカの計画的な無差別爆撃が分かってきました。関係者の証言を交えて、半年に渡る空襲で市民や町が受けた被害の様子に迫ります。[HIST](C)NHK