Dr.M／救命救急医の殺人ライフ

エデン総合病院で救命救急医を務めるメアリーは、元美容外科医のデズと共に、末期患者の安楽死を手助けしている。合法的な手続きは踏んでいないが、機械や薬で無理に延命して苦しみを長引かせるよりも患者のためになると信じているのだ。元アメフト選手のトロイを旅立たせた後、メアリーは脳腫瘍を患うジョエルを紹介される。

メアリーは「飼い猫キャスパーがガンのため、安楽死させるのにペントバルビタールを使った」と娘たちに嘘をつく。またジョエルとセックスして以来、ジョエルに治療を受けて生きる道を探ってほしいと考えるようになる。しかし実はジョエルは、ベンという名の潜入捜査官だった…？

娘たちを学校に送ったメアリーはベンの尾行に気づく。メアリーと“希望者”のつなぎ役でICU担当の看護師アニーは警察の目を気にして不安を感じながらも、新しくモーガンを紹介する。そんな時、エデン総合病院にグレイディの部下であるシドが銃で撃たれて運び込まれる。さらにグレイディもメアリーに会いに来て、シドを病院から連れ出すように脅す。

メアリーとケンカしたデズは、メアリーの留守電に「角が絡み合った牡鹿は共倒れになる」とメッセージを残す。その直後、デズはフランクに警察署へ連行され、取引を持ち掛けられる。現在、殺人の第一容疑者となっているが、盗聴器をつけてメアリーの殺人の証拠をつかめばデズを免責するというのだ。

警察に協力することを決めたデズは、罪悪感のあまり昔の悪癖ドラッグに手を出してしまう。メアリーの人生はあらゆる面で揺らいでいく。手術を受ける体力もなく機械につながれて生かされていた患者が奇跡的に回復したり、娘のジェスがメアリーをドラッグの売人だと思い込んで拒絶。また離婚後も頼りにしていた元夫のケヴィンはルイーズと一緒に暮らし始め…？

“希望者”を紹介する仕事はやめたアニーだが、メアリーの依頼でデズの断薬を見張りに行く。警察は、乗り捨てられた車からシドの遺体と使い捨て携帯を見つけ、その携帯からモーガンの名前が出てくる。ホテルでモーガンの遺体を見つけたベンとフランクは、これでメアリーが患者を安楽死させてきたことが証明できると考える。