重度のネット依存症の少年ヒビキは、母親の手によって強制的にエリート再教育学校に入学させられる。そこに現れたのは校長であるジンや、暴力もいとわない教官たちを束ねる総教官のシアン。教官にさんざん痛めつけられたヒビキは自殺を図ろうと学校の屋上に向かうが、謎の少年に引き留められ、ある取引を持ち掛けられる。[ドラマ/青春]
グラウンドにやってきたシンとヒビキの前で、風紀委員長のウードウがジュンという女子生徒を辱めようとしていた。それを止めに入った生徒会長のシオリ。中学の同級生だったシオリを助けようと割って入ったヒビキは逆にやられてしまうが、教官が現れたことでその場は収まる。携帯電話を手に入れようとするジュンとシオリに、シンは「ヒビキと関係を持てば携帯電話を渡す」と持ち掛けるが--。
シンの犬になることを拒否したヒビキ。寮の自分の部屋に向かうと、管理人とルームメイト達からの熱烈な歓迎を受けた。しかし、ヒビキがシンと繋がっていないと分かった途端、彼らは手のひらを返したような態度になり、管理人であるビンの悪事も判明する。さらに、午後の授業が始まると、授業とは名ばかりの訓練、体罰の連続--。
ヒビキはルームメイトをかばうため、総教官であるシアンに反抗する。そんなヒビキの前にシオリが現れ、ヒビキに謝るように言うのだった。ヒビキがシオリを振り払うと、彼女のポケットから携帯電話が出てきてしまう。学校のルールに則り、シオリとヒビキのクラス全員は連帯責任で罰を受けることになる。ヒビキは自らが招いた惨状を見てある決心をするのだった--。
反省室に閉じ込められたウードウから、ジュンの携帯電話の在り処を聞き出したリョウ教官は、シンに接触する。一方、シオリにはアカネとホク姉妹が接近。また、次の手を打とうとするシンの指示を受けたヒビキだったが、クラスの仲間に協力してもらえず...。
ウードウが隠し持っていた携帯電話を狙うアカネたちは、ウードウの手下を従えるヒビキを脅す。そこにシンが現れ、ヒビキと共に寮の男子トイレに逃げ込む。二人の後を追ってきたアカネ、ホクとシオリが、そこで逆に追い詰められた。ヒビキに対して、「裸の写真を撮れ」と迫るシン。そこで、ヒビキはーー。
上田慎一郎
Hibiki
内山昂輝
Shin
安済知佳
Shiori
Dong Yi
監督