植木職人のアルバイト・鬼塚英吉（AKIRA）は、明修学苑の校庭にある樹木の剪定作業中、生徒の吉川昇（中川大志）が屋上から飛び降りようとしているところを発見。鬼塚に声を掛けられた吉川は慌ててその場を去る。 鬼塚が校内の売店のおばさん・桜井良子（黒木瞳）と会話をしていると、同校を不当な理由で退学させられたと主張する3人の元生徒が乱入してくる。激昂する3人に対し、教頭の内山田ひろし（田山涼成）は腕っ節の強い英吉に協力を仰ぎ、3人を口汚く罵る。そんな内山田の言動に怒りを覚えた鬼塚は、内山田をジャーマンスープレックスで投げ飛ばしてしまう。その様子を、実はこの学苑の理事長である桜井が見つめていた。

2年4組の担任教師となった鬼塚（AKIRA）は、クラス委員の相沢雅（川口春奈）の謀略とは知らず、不登校の生徒・葛城美姫（西内まりや）を救うため葛城家へ。雅から連絡を受けていた美姫は、警察署長の父親から渡されていた緊急通報ボタンを使って鬼塚を留置所送りにする。 鬼塚が逮捕された事を知った内山田（田山涼成）は、学苑始まって以来の不祥事だとわめき散らす。 警察署を出た鬼塚は、親友の弾間龍二（城田優）が働くカフェで、同じく親友で警察官の冴島俊行（山本裕典）と昇（中川大志）から一連の出来事は美姫の仕業だと知らされるが、とにかく美姫を登校させると言って気に留めない。 翌朝、雅を美姫の親友と信じて疑わない鬼塚は、雅に美姫を一緒に説得して欲しいと頼むが…。

桑江遥（高月彩良）が隠れてデートクラブでアルバイトをしていることを知ったクラスメイトの村井國男（森本慎太郎）は、遥に忠告するも、拒絶されてしまう。 村井が帰宅すると、自宅に鬼塚（AKIRA）が家庭訪問に来ていた。母親のつばさ（吉田羊）に対して鼻の下を伸ばす鬼塚に憤慨した村井は、鬼塚がSMプレイに興じる合成写真を作成し、翌朝学校の掲示板に貼り出す。 掲示板の前は騒然。合成だと主張する鬼塚をよそに、内山田（田山涼成）は桜井（黒木瞳）に鬼塚の処分を直談判する。 放課後、街を歩いていた村井は遥が恋人に高価なブランド品をプレゼントしているところに遭遇。胸中に複雑な思いが広がり…。

トロくて失敗ばかりの野村朋子（宮﨑香蓮）は、周りからも「トロい」と言われ自分に自信が持てずにいた。同じく、藤吉晃二（山田裕貴）も家庭の事情から料理が好きな気持ちを押し殺し、高校を卒業したら就職しようと考えていた。 冬月あずさ（瀧本美織）と共に進路指導を行った鬼塚（AKIRA）は、生徒たちの現実主義で夢を持たず、周りの環境に流されるような将来の展望に納得がいかない。 そんな中、朋子に歌の才能があることを知った鬼塚は、賞金100万円を目指し朋子にアイドルオーディションに参加することを提案する。 一方、林間学校の集金係になった藤吉は、集金したお金を鬼塚に渡しそびれやむなく帰宅。ほどなくしてかばんに入れておいた集金袋がなくなっていることに気付き…。

水泳の授業を見学している堂島誠也（白濱亜嵐）を発見した鬼塚（AKIRA）は、見学理由が泳げないからだと勘違いし、「俺が教えてやる」と強引に服を脱がしてしまう。すると、生徒たちが騒然。堂島の背中には…。 その後、冬月（瀧本美織）が授業をしていると、堂島の義父だという一之瀬慎治（高杉亘）が乱入してくる。一之瀬は半年前から家に戻って来ない堂島を血眼になって捜していた。教室で暴れまわったあげく、堂島への伝言を残し教室を後にする。 半年前、凶暴で家庭内暴力をふるう一之瀬と付き合っていた堂島の母親は、置手紙だけを残して失踪。堂島が暮らす養護施設を訪れた鬼塚は、堂島が一之瀬に対して激しい殺意を抱いていることを知る。

夏休みに入り、鬼塚（AKIRA）が費用を工面できなかったため、2年4組は学校で林間学校を行うことに。 そんな中、雅（川口春奈）らはクラスメイトの鯨川冬美（高良光莉）の悩みを軽くあしらったことをきっかけに、冬月（瀧本美織）を“担任はずし”の標的にすることに決め、嫌がらせを始める。 なぜ自分が標的にされたのか分からず、教師としての自信を失いかける冬月に、同僚の勅使川原優（矢野聖人）は優しい言葉を掛ける。しかし、冬月に背を向けた勅使川原の顔には不敵な笑みが浮かんでいた…。 その夜、鬼塚の提案で肝試し大会を開催。おばけ役を任された冬月だが、途中で急な腹痛に襲われる。それは、生徒が冬月の夕食に異物を混入して引き起こしたものだった。