青年期において、自分がそうなりたいと思い、ときには自らそうであると信じ込んでいる一人前の人間というイメージがある。他方、現実の自分は身体的、精神的に未熟で、しかも不安定な人間という否定しがたい側面がある。この両者の不一致から青年の自己価値は揺れる。うえだ城下町映画祭 第17回 自主制作映画コンテスト 審査員賞(大林千茱萸賞)受賞作品