離島出身のリッチーは弁護士を目指しロンドンの大学に入るが、夢だった演劇学科に編入しアッシュらゲイ仲間と毎日がパーティーのような生活を謳歌する。ナイジェリア移民のロスコーは同性愛に理解のない家族の元を飛び出す。コリンはサヴィル・ロウの仕立て屋に就職し下宿暮らしを始める。彼らにリッチーの親友ジルが加わり、５人は共同生活を始めることに。その矢先、コリンの先輩が謎の病に倒れ…。(c) RED Production Company & all3media international

仲間のグロリアが体調を崩し、ジルが食料の買い出しなどを助けることに。ニューヨークで広がっているエイズに関しロンドンでは感染経路などについて情報がなく、医師ですら語ろうとしない状況にジルは不安を膨らませる。リッチーは製薬会社が仕立て上げた陰謀だなどと言って真剣に向き合おうとしない。そんな中コリンが出張でニューヨークに行くことになり、ジルはエイズの情報を集めて来て欲しいと頼む。(c) RED Production Company & all3media international

連日オーディションを受けていたリッチーは会場でよく顔を合わせるドナルドと親しくなり関係を持つが、彼の背中を見てある不安に襲われる。ジルは舞台に出演する傍らエイズ支援団体の活動に参加する。そんな中、コリンが職場で倒れて入院し、ＨＩＶ感染の診断を受け隔離されてしまう。コリンのエイズ発症で目が覚めたリッチー、アッシュ、ロスコーはＨＩＶ検査を受診するが…。(c) RED Production Company & all3media international

自分の体に異変が起きていると感じたリッチーは噂で聞いたあらゆるエイズ治療法を試すが、医師の診断を受け遂に現実と直面する。教師をしているアッシュは、サッチャー首相の保守政権により導入された「セクション２８」に基づき学校の図書館から同性愛の促進に該当する書物を処分するよう命じられる。一方ジルはエイズ支援団体の仲間とエイズ危機で儲けている製薬会社に対して路上で抗議運動を行うが…。(c) RED Production Company & all3media international

病に打ち勝つことを誓ったリッチーは意欲的に治療に臨み、化学療法を受け始める。入院先の病室はたくさんのエイズ患者で埋まり、中には誰にも連絡せず孤独に横たわる者も。ある日、リッチーの両親が突然病院に現れ、そこで初めて息子がゲイでありエイズの治療中であることを知る。全てが突然のことで受け止めきれないリッチーの母はジルに辛く当たり、自宅で看病すると言ってリッチーを島に連れて帰ってしまう…。(c) RED Production Company & all3media international