腕輪(ブレス)を残して居なくなってしまった嘉禄を捜していた无(ナイ)は、カラスナの領主ミネに捕らえられていたところを屋敷に侵入した花礫(ガレキ)に助けられる。同じ頃、国家防衛最高機関「輪(サーカス)」の平門(ヒラト)とツクモも街へ潜入していた。助けた対価として、その腕輪を要求する花礫と行動を共にすることになった无は、ハイジャックが起きている列車に乗り込んでしまい…!?
トージの街で一時的に休息する无と花礫。空腹で倒れる无のために、食料を調達しに行った花礫が戻ると无の姿が無かった。一方、街は一斉捜査のお礼として「輪」のショーが催されるという。嘉禄の手がかりを求めつつ、ショーに見とれる无を探すもう1つの存在が…。黒服の追ってから逃れる2人の目の前に現れたのは…!?
突然意識を失い倒れてしまった无。心配する與儀やツクモらに、「輪」研案塔の医師・療師が衝撃の診断結果を伝える。そして花礫は、无の語る“嘉禄”の言動に違和感をおぼえる。无の言葉を元に、花礫、與儀、研案塔の医師で、政府要人でもある燭らはニジの森へとやってきたが…。
ニジの森で、ノウリョクタイに襲われる无や花礫たちの前に、貳號艇闘員イヴァが現れる。ノウリョクタイを退けた一同は、嘉禄の残したあるモノを持ち帰る。ニジの森を去ろうとするが、花礫より近くにある故郷に立ち寄りたいと申し出があり、平門の許可を得た无、花礫と與儀は、花礫の故郷・ハミの村近くにあるカラスナへ向かう。
花礫と兄弟のように育った双子のツバメとヨタカ。そして姉のように、母のように自分たちを育ててくれたツバキ。彼女の死と、双子との決別。そして目の前に現れた迷呀(メイガ)の告げる残酷な言葉は、花礫にとってこれまで抱えていた強い思いを爆発させるものだった。
迷呀を追撃する平門。逃げ惑う迷呀に容赦のない制裁を加え、「輪」の追う犯罪組織・火不火の情報を引き出そうとするが、なかなか口を割らない。一方、泣き崩れるツバメに寄り添う无も、ツバメや花礫から感じる言いようのない感情を感じ取り、初めて触れる思いに戸惑っていた。
下野紘
Nai
神谷浩史
Gareki
宮野真守
Yogi