家なき子
南フランスの農村で母親の愛情を一身に受け育った少年レミ。だが彼は捨て子だった。出稼ぎ先で負傷し、すさんでいた養父は、ある日、旅芸人一座にレミを売ってしまう。だが座長のビタリスはレミを実の子のように扱い、文字や音楽、そして“生きる”ことの尊さを教えていく……。H・マローの同名の名作児童文学を原作に、出崎統が映像化。一年間をかけた重厚かつ精緻なストーリー展開、丁寧な人物描写、本格的な現地ロケにより描かれたフランスの風景など、日本テレビ開局25周年記念作品にふさわしい大作。