愛の絆
誘拐事件を通じ家族の心を問いただすサスペンスドラマ。主演の宮崎美子が、誘拐された娘をなんとか取り戻そうと奮闘する母親を演じる。由美子(宮崎美子)の娘・恵子(浅見理絵)は慢性腎不全。その恵子が誘拐された。由美子は取り乱し、警察に届けようとするが、姑・広江(乙羽信子)と夫の浩司(新藤栄作)は、それは阻む。実は、恵子は夫が別の女に産ませた子であり、その出生が公になっては困るのだ。由美子が、主治医の山浦(寺泉憲)に相談を持ち掛けると、山浦は4日間で恵子を取り戻さないと危ないと言う。盗まれた由美子の車が発見された夜、金を用意しろとの電話がくる。(C)近代映画協会