野蛮なやつら

ラグナビーチの起業家ベン（ジョンソン）は平和を好む慈悲深い仏教徒。元米海軍特殊部隊の兵士で元傭兵でもある親友チョン（キッチュ）とともに、これまでで最高品質のマリワナを育てながら、実入りが良い自家栽培業を営んでいる。その上ふたりは、ものすごい美人のオフィーリア（ライヴリー）への特別な愛情だってちゃっかり共有している。そんな南カリフォルニアの町で過ごす人生は最高そのものだった。メキシコのバハカルテル(麻薬密売組織)がやってきて、３人のパートナーにしろと強要してくるまでは…。バハカルテルの無慈悲なボス、エレナ（ハエック）と、残虐な用心棒ラド（デル・トロ）は、３人の決して壊れない絆を甘く見ていた。そして麻薬取締局の汚職捜査員（トラボルタ）の当てにならない不承不承の助けを借りながら、ベンとチョンは、カルテルとの一見勝ち目のない戦いに挑んでいく。かくして、残酷な意地比べの大勝負が火蓋を切り、危険な策略に満ちた戦いが激しさを増していくのだった。