ミュージカル『ドラキュラ』の開幕を2日後に控えた劇場の楽屋で、ヒロインを演じる女優・彩名りえ (大谷英子) の死体が見つかった。だが、死体の状態を見た鑑識課員・勝浦洋人 (溝端淳平) は、たちまち恐怖を感じる。被害者の首筋には赤い点が2つあり、本来ならば頸動脈から大量の出血があるはずなのだが、現場には一滴の血も残されていなかったのだ! このあまりにも奇妙な状況から、都市伝説オタクの美人刑事・音無月子 (長澤まさみ) は吸血鬼ドラキュラによる犯行の可能性が高い、と主張。意気揚々と捜査に臨む。