CTUはガスの手掛かりを一切失ってしまった。全ての責任がジャックにあると責任転嫁したリンは、ジャックを逮捕しCTUへ連行するよう命令を下す。一方、テロの首謀者ビエルコに追い詰められたネイサンソンはジャックに保護を求め、その見返りとしてガスに繋がる手掛かりを渡すという駆け引きを持ちかける。そしてロシアに対するテロ行為を執拗に諦めないビエルコは、ローガン大統領を脅迫し、ある究極の選択を迫る――。
ジャックの尋問により、カミングスは元CIAのネイサンソンから今回の計画へ誘われたことを自供する。だが事態を察知したネイサンソンは地下へ潜り、ガスの行方を追う手掛かりが絶たれてしまう。ジャックは全てをCTUに委ね再び姿をくらまそうとするが、ローガン大統領は事件の解決まで力を貸して欲しいと、ジャックを暫定的にCTUへ復職させる。一方ガスの容器に取り付けられた起動装置の細工に感づいたテロリストの一味であるアーウィックは、アメリカへの報復攻撃を宣言する。
妻を殺人したと思われる医者のアリバイを崩そうとするゴーレムとエイムズ。
6歳の少女マディが1人でアパートにいたところを保護される。母親のジェニーは保護観察中にもかかわらず、万引きをして2日間拘留されていたのだ。夫ゲイリーには欲求があるので娘を預けるのは危険なため、1人で放置したと言う。ジェニーの言動から、オリビアたちは彼女の幼少期のトラウマが原因だと考えるが、本人は何も覚えていない。子供のころの写真から、義理の父に性的虐待を受けていたことを思い出し、つらい経験を克服したかに思えたが、事態は思いがけない方向に向かう。