ヴィクトリアの飛行機事故直後、実の母が生存していると知ったエミリーは、自分たちを引き裂いた人間を探し出し“新たな復讐”を行おうと考えていた。2か月後、復讐の師・タケダの下で更に厳しい修行を重ねた彼女は、ノーランと共にハンプトンの街に舞い戻る。母との記憶を辿り2人が向かったのは、既に閉鎖されたある病院だった。あの夏から1年…エミリーは再びグレイソン家に近づき“新たな復讐劇”を開始する。
エイダンの調査で母がゴードンと夫婦関係にあったことを知ったエミリーは、“死んだ父のための復讐”に再び目覚めていた。そこでグレイソン・グローバル社の内部調査を行うようエイダンを送り込むと、社が危機的状況に置かれていることが判明。そんな中、アマンダの正体を追う伝記作家メイソンが突然病室へやって来る。
グレイソン家に迎えられたアマンダは夕食の席に招かれる。しかしヴィクトリアの目的はアマンダが持つ“父の手帳”を奪うことだった。そんな矢先、グレイソン家の階段からアマンダが転落。偶然にもニュースで事故を知ったエミリーの母カーラは、病院へと車を走らせる。アマンダの横で「大丈夫よ…」と見守る母の姿を見たエミリーは…。
キャッツキルの隠れ家にいたヴィクトリアは“白髪の男”の手を借り、娘シャーロットと共に国外逃亡を図ろうとしていた。しかし事態は一転。監視カメラでヴィクトリアの日常を見張るエミリーは、計画を阻止しようとある裏取引に動いていた。窮地に追いやられたヴィクトリアは、コンラッドと共謀。警察に連絡すると「“白髪の男”に誘拐され、暴行されていた」と証言し公の場に姿を現す。
タケダの下で修業を共にしたエイダンに命を救われたものの、エミリーは彼の協力を頑なに拒否。しかし、エイダンはゴードンの遺体からモーテルの鍵を密かに持ち出し、調査を進めていた。モーテルの部屋には、ヴィクトリアを乗せた事故機のフライトレコーダーが隠されてあった。一方、グレイソン家ではダニエルが、母ヴィクトリアの偽造パスポートを入手。“誘拐” “暴行”といった嘘が露わになることを恐れたヴィクトリアは…。