ガタピシはペエスケの独身時代からの相棒で、雨戸を「ガタガタ、ピシ」と閉めると散歩の時間と思い喜ぶところから名付けられた雑種犬。そんなガタピシの暮らす平野家の一人息子、平太はなかなかガタピシの名前を覚えられずにいた。
ママが買い物に行っている間、平太の子守りを任されたガタピシ。ところが、平太が机から落ちてたんこぶをつくってしまうと、責任を感じてひどく落ちこんでしまった。ご飯ものどを通らず、夜も眠れないガタピシをペエスケとママが励ますのだが…。
ガタピシが雨の日のおむかえを出来るように特訓を開始した平野家。ママがバス停までの道順を教えて、少しずつ覚えはじめてきた矢先に突然の雨。早速ガタピシはペエスケをむかえに一人でバス停に向かう。
平太とガタピシは注射が大嫌い。ところが、平太はごほうびのプリンで機嫌を良くして逆に注射が好きになってしまった。一方、ガタピシは相変わらずで注射の日に大家さんの家に逃げ込んでしまうのだった。
ゴールデンウィークに旅行を計画した平野家だが、北海道に行く大家さんに逆に留守番を頼まれてしまう。みんな旅行に行ってしまい人のいない会社でつまらなそうにするペエスケ。するとそこにママが突然あらわれる。
アパートの庭に朝顔の種を植えていたペエスケ。朝顔がわからないガタピシと平太にアイスクリームのような花と説明すると、二人はアイスクリームの花が咲くと勘違いしてしまう。ガタピシは必死に野良猫などから朝顔を守り、花が咲くのを待つのだが…。