コードナンバー108 7人のリブ

世界的なレーサー、クレフォードと美しき外科医、カトリーヌ。なぜか、この2人が赴いた国で次々と要人が暗殺されていた。国際秘密捜査機関パリ本部は、南条亜紀のチームに捜査を依頼する。狙われているのは、中近東の産油国の王子と鉄道大臣。亜紀の指令で、律子が羽田空港へ向かったが…（Ｃ）宣弘社

内乱が続いているナイザニアでは、食糧危機が深刻となっていた。そんな中、祖国の解放のために行動してきた若者、レックス・ジョナスが日本へ亡命。日本の商社・池庄物産と手を組んだレックスは、力を蓄えたうえで祖国へ戻ろうと考えていたが、一方で大庫商事もこの内乱に乗じて大きな取引を画策していた…（Ｃ）宣弘社

亜紀の友人・警視庁の榊山がアンカラから5年ぶりに帰国することになった。彼は金の密輸ルートを追って中近東へ向かったのだが、なんとテロ工作の指導者としてレバノンで逮捕され、それからずっと砂漠の刑務所で服役していたのだった。罠に嵌められた榊山に対し、亜紀は復讐の協力を名乗り出るが…（Ｃ）宣弘社

ニースのジェネラル銀行の金庫から５千万フランが強奪された。この大胆な事件に日本人が関わっている可能性が指摘され、亜紀たちのチームが動くことに。手がかりを握ると思われるフランス人・ルクレールは代々木のマンションに住むリシャールを訪ね殺害したが、彼もまた爆死してしまう…（Ｃ）宣弘社

サントロペのカスティ財閥の一人娘・アンリエットが婚約者のミシェルとともに来日した。このミシェルが誘拐犯たちによって狙われているという情報が入り、亜紀たちは首謀者と思われるジャン、その仲間のアラン、モーリスをマークする。しかし、アンリエットはミシェルの元を離れ、画家の真杉に会いに行った…（Ｃ）宣弘社

クロマイル政府の厚意で、アステマ博物館から借りて日本で展示することとなった「クレオパトラの涙」というダイヤが何者かに奪われてしまった。展覧会のスタートまであと5日。それまでにダイヤを奪還せよという命令を受けた亜紀は、松永という男の行方に着目し…（Ｃ）宣弘社