地上を巻き込んだドレイクの戦争から700年。オーラ・バトラーを初めとする機械の数々はバイストン・ウェルからほとんどその姿を消し、わずかにオブジェと化した遺跡が残るのみだった。その日、青年シオンは猟の帰りに、親しくしていたバランバランの村を訪れた。突然、オーラ・バトラー、ズワウスに乗った黒騎士ラバーンの部隊が来襲、バランバランに伝わる秘宝と王女レムルを奪おうとする。
ズワウスとの戦闘から離脱したシオンとレムルは、砂漠地帯で砂虫に追われているところを“ロブン家騎士団”と名乗る一団に助けられた。彼らはシオンたちを居城まで案内すると、自分たちが伝説の“聖戦士”待ち続けていたと告げ、シオンに主君になって欲しいと訴える。だがシオンはまともに取り合わず、レムルと共に立ち去ろうとする。
ラバーン城の地下にはショット・ウェポンが棲んでいた。700年前に肉体が滅んだのちも存在し続けてきた彼の望みは、死ぬことのできない運命から逃れることだった。ショットはその生命に終止符を打つため、解放されたオーラロードを逆流させようと考える。