税務調査官 窓際太郎の事件簿
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5年前のある事件がきっかけで国税局から世田谷南税務署に左遷されてきた窓辺太郎(小林稔侍)。大企業相手の超エリート国税調査員だった太郎も、今や個人商店や中小企業の税務処理という細かく、しかも退屈な作業の毎日。上司からも“窓際くん”などと呼ばれ、すっかりお荷物扱いだ。そんなある日、太郎はかつての上司・森村真一郎(北村総一朗)に呼び出され、ある一枚の領収書と写真を渡される。これらは臨海開発公団が建設するという静岡の廃棄物処理場問題に関わるもので、写真には公団静岡支部長の磯川晴彦(津村鷹士)と、産業廃棄物処理専門会社「川窪クリーンサービス」の経営者・川窪敏夫(藤田宗久)、そしてもう一人、顔の見えない人物が写っている。どうやらこの話には、かつて太郎が追いかけていた衆議院議員の小山田高明(高田純次)が一枚かんでいて、何らかの形で不正な金が流れている疑いがあるという。さっそく太郎は研修の名目で「川窪クリーンサービス」のある静岡県伊東市へ向かう。

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