鄭暁恩は小さな出版社に勤めるロマンス小説の編集者。小説のような恋愛を夢見ているが日々仕事に追われている。そんな暁恩の癒しはドローンで向かいのビルのイケメンCEOを盗撮し鑑賞することだった。イケメンの名は賀天行、天亮グループのCEOだ。父で代表取締役の賀昭南からの信頼もあつく、日頃から異母姉の賀明莉に疎まれていた。そんな中、昭南が病に倒れる。明莉は代表の座を手に入れようと臨時取締役会を招集する。
明莉に取締役の座を追われた天行は、父の遺言状を巡って明莉と争い、ビルの屋上から転落して重傷を負う。天行が昏睡状態と知り、すべてを目撃していた暁恩はショックを受けるが、通報すれば自分の身にも危険が及ぶと考え行動に移せずにいた。そんなある日、出勤するとなぜか暁恩の働く出版社が全く別の会社になっており、同僚も名前が変わったり、別人になっていた。さらに昏睡状態だったはずの天行まで現れ、暁恩は困惑する。
暁恩は自分が迷い込んだ世界が小説の『CEOの意地悪』の中だと知る。自分がヒロインになれると思った暁恩だったが、ヒロインは清楚で善良な楚楚で自分は脇役であることに気がつく。何としてでも司徒傲然を手に入れたい暁恩は、ロマンス小説の知識を活かし作戦を立てる。一方、現実世界での暁恩は病院に運び込まれるが、原因不明の睡眠状態だと診断される。同じく現実世界では、昏睡状態の賀天行を殺そうと賀明莉が画策する。
謝恩祭の準備に追われる皇家グループの社員たち。鄭暁恩は「主人公がヒロインを救う」というロマンス小説の方程式に基づき、楚楚からヒロインの座を奪おうとあれこれ画策するが、空回りするばかり。結局は傲然が楚楚を救ってケガをするという展開に。そんな中、暁恩は傲然の友人である端木青風が楚楚に片思いをしていることに気づく。青風はヘマばかりで傲然に疎まれてしまった暁恩を誘いフレンチレストランへ連れていくが…。
小説世界の設定のなかであがく暁恩の行動は時に未来を知っているかのように見え、青風は疑念を抱くものの傲然にとっては楚楚をいじめる黒幕にしか見えない。戦略部に異動させられた暁恩だったが、間近で傲然を見られる環境となり、更なる妄想を膨らませる。さらに青風の楚楚への恋心を利用し、2人を恋人にすることでライバルを減らそうと画策するが、その行動がまたも傲然にばれ、ついにクビを宣告されてしまうのだった。
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