優雅な友達

チキンチェーン店の本部長アン・グンチョルは、精神科医の妻ナム・ジョンへと息子の3人で平凡だが幸せな生活を送っていた。仕事帰りに大学時代の友人チョン・ジェフン、チョ・ヒョヌ、パク・チュンボク、チョン・マンシクとお決まりの居酒屋での時間を楽しむグンチョル。一方ジョンへは、接待帰りにゴルフの練習場へ立ち寄っていた。そこにコーチとして現れたのは、昼間出会ったチュ・ガンサンだった。

いつものように飲んだあとの帰り道、マンシクはグンチョルに何かを言いかけるが、途中でやめてしまう。アダルト映画の監督であるヒョヌは主演女優に手を焼き、車ディーラーのチュンボクは傲慢な客に屈辱を受け、マンシクは上司に叱咤されるなど、皆それぞれ職場で大変な思いをしていた。一方、ジョンへの元を訪れたマンシクの妻チ・ミョンスクは夫婦仲について相談し、アドバイスを受けていた。

マンシクの突然の死に打ちひしがれる4人。そんな4人の前に大学時代“みんなの初恋相手”だったペク・ヘスクが現れる。寝言でヘスクの名前をつぶやくグンチョル。ヘスクの登場により順風満帆だったグンチョルとジョンヘ夫婦の間に亀裂が生じ始める。一方、葬儀に見知らぬ女性が現れ号泣する姿に、マンシクの裏切りだと怒りを覚えるミョンスク。さらに、マンシクはミョンスクに内緒で保険を解約していた。

ジョンへはゴルフレッスンの帰りにひったくりに遭ったところをガンサンに助けられる。マンシクが保険を解約し、保険金も勝手に使っていたことを知りショックを受けるミョンスクは、保険金を何に使ったのかを暴こうとする。一方、ジョンヘとマンシクが不適切な関係だったと聞いたグンチョルは衝撃を隠せないでいた。そんな中、行きつけのバーでガンサンと偶然会ったジョンへは…。

目が覚めると、ガンサンのベッドに裸で横たわっていたジョンへ。バーでのガンサンの不可解な言葉の後から記憶のないジョンへは、慌ててガンサンの家を出るのだった。ミョンスクにジョンへとマンシクの携帯でのやり取りの記録を渡されたグンチョルは、ジョンへの病院へ行き2人の関係を直接確かめようとする。一方、ヒョヌは先輩から大手映画会社の映画製作の話を持ちかけられ大喜びする。

マンシクがうつ病でジョンへの患者であったことを知り、安堵するグンチョル。一方、ジョンへの病院に現れたガンサンにお金を渡し、二度と会わないと告げるジョンヘだったが、ガンサンはジョンヘに“愛してる、付き合おう”と迫る。グンチョルは突然ヘスクに呼び出され、お金を貸してほしいと頼まれる。そんなグンチョルの元に知らない番号からジョンヘの裸の写真が送られてくる。