名古屋の繁華街で起きた通り魔殺人事件。中央署に着任早々、現場に駆けつけた加藤啓吾は、容赦なく犯人を殴りつける一人の男と出会います。彼こそ署内で“悪魔”と恐れられる刑事・梅木拳でした。黙秘を続ける犯人は取調室に梅木を呼び「殴ったことを謝れ」と要求しますが、梅木は意に介さず「お前みたいな奴は死ね」と言い放ちます。そんな梅木に反発を覚える啓吾でしたが、絶望する被害者の父親を前に自分の無力さを痛感します。[FICT](C)NHK
問題のある刑事の監視役を兼務して、梅木とコンビを組んだ啓吾。二人は公園で焼死したホームレスの事件捜査を命じられます。早々に事故死と判断した啓吾に、「不法占拠のホームレスだからって、手を抜いてもいいのか」と梅木は冷笑します。やがて梅木の強引な捜査で、放火した実行犯が明らかになり、さらに、犯行を依頼した闇サイトから、無関心を装っていた周辺住人たちとの関係が分かり、啓吾は人の心の闇をのぞき見ることに…。[FICT](C)NHK
梅木の恋人を殺した男が出所する日が近づきました。その男に復しゅうするために刑事を続けているという梅木の心情を、正義感の強い啓吾は理解できません。一方、啓吾の婚約者・茉莉亜も事故死した昔の恋人を忘れられずにいました。そんなとき、梅木と啓吾はストーカー事件を捜査し、加害者である弁護士に「二度と彼女に近寄るな」と約束させます。しかし、さらなる悲劇が起こり、憎しみを否定していた啓吾が怒りを爆発させます。[FICT](C)NHK
婚約者の茉莉亜が姿を消し、啓吾は悲嘆に暮れます。一方、梅木は１８年前に自分の恋人を殺した黒川が出所したと知り、復しゅうしようとします。しかし、東野課長に阻止され、梅木は署内で拘束されます。そんなとき、梅木の予言どおり、黒川による連続殺人事件が起き、啓吾は東野課長の指示で梅木と共に捜査を始めます。間もなく黒川から梅木に電話があり、「ある少年を誘拐した。命のリミットは８時間だ」と挑んできました。[FICT](C)NHK
黒川は啓吾の婚約者・茉莉亜を誘拐し、解放する条件として彼女の元恋人をひき逃げした男と会わせろと要求してきました。犯人との取り引きには応じられないという東野課長に啓吾は「茉莉亜を見殺しにするのか！」と冷静さを失って暴れ、強制的に捜査をはずされます。一方、梅木は一人で、ひき逃げ犯の大石を探し当て、協力してほしいと説得しますが断られます。黒川との取り引きの期限、茉莉亜の命のリミットが迫っていました。[FICT](C)NHK
