大河ドラマ 功名が辻

永禄３年（１５６０）、近江・浅井家の地侍の娘・千代は戦火の中、幼くして父母を失い、山中をさ迷ううちに、尾張の川のほとりで一人の若武者・山内一豊に命を救われます。

千代は一豊の母のもとから美濃へ旅立ちます。信長が美濃を攻めると知った一豊は行くなと止めますが、千代は聞き入れません。国境の川をはさみ、二人は敵味方に分かれます。

一豊は秀吉の片腕として、美濃の知将・竹中半兵衛のもとを訪れます。そこには美しく成長した千代がいました。敵味方に分かれた運命の前に、二人はただ見つめ合うばかり…。

ひかれ合う千代と一豊は敵どうし。信長の美濃・稲葉山城攻めが開始され、美濃方の千代がろう城する城内へ躍り込んだ一豊は、炎の中になぎなた姿の千代を見つけます。

晴れて夫婦となり、千代は「一国一城のあるじになる」という一豊の夢をともに追うことを誓います。信長は近江・浅井家を味方にしようと画策し、妹の市が浅井に嫁ぎます。

足利義昭の使者・明智光秀が信長を訪れ、織田軍の上洛（じょうらく）が近づいていました。一方、山内家の台所は火の車。千代は自分の食事を抜いて切り抜けようとします。