北九州で電車通学をする美咲(土屋巴瑞季)が密かに想いを寄せるのは、なぜか毎朝必ず決まったつり革を掴んで立つ3年生の先輩(橋口ユウキ)。彼を見ているだけのまま1年が経ち、先輩は卒業してしまう。しかし、その年の冬、いつもの電車を乗り過ごした美咲の前に再び先輩が現れる。
久留米に住む久美子(篠田麻里子)のもとに、父(小須田康人)が入院したとの知らせが届く。癌に冒されていると感づいた父は、夢であるバージンロードを久美子と歩くことは叶わなくとも、久美子の恋人に会いたいと願う。
女子大生の由紀(石橋杏奈)は中学の同級生・純(白石隼也)に偶然再会する。そして、由紀は純の告白を受けて付き合うが、密かに恋心を抱いていたサークルの先輩・和也(陳内将)からも告白され、悩んだ末に和也を選んでしまう。
香織(指原莉乃)は、宗像市の小学1年の時、クラスの堀内(尾関陸)から消しゴムをもらったのがきっかけで初恋をしてしまう。超ネガティブな香織は、ただただ彼を想うばかりで全く進展はないのだが、彼の傍にいたい一心で同じ中学・高校・大学へと追いかける。
彼女と結婚を意識していた秋吉樹(小澤亮太)は彼女・井上紗枝(柏木由紀)に、ある日突然、別の女性との恋の話を切り出す。そこには想像もつかない、でも真実のラブストーリーがあった。料理人として店を出すことが夢という樹は3年前、福岡県柳川の居酒屋で働くことに。
OLの樋口麻衣(原幹恵)は、付き合い始めたばかりの彼氏・山下亮介(栗山航)との心の距離を縮められないで悩んでいた。そんな折、不慮の事故で顔に大きな傷を負ってしまった麻衣。その傷を隠すため、彼女は顔に大きな絆創膏を貼って、人目を避けて生活するようになった。