人口1300人の小さな村、外場村。 何もかもが田舎くさい、清水恵はこの村が大嫌いだ。 恵の関心事は、都会から引っ越してきた少年・夏野の存在と、坂の上に完成した兼正の洋館だ。 その洋館から視線を感じた恵は、その姿を求め坂を上っていく。 そして恵は姿を消した。
恵の死。通夜に姿を現す夏野。かおりは恵が出しそびれていた暑中見舞いを夏野に渡すが、拒否される。山入地区の連続死から続けざまに起こる数人の死。医者である敏夫は疫病の発生を予感する。
首をひねる敏夫。体調を崩した安森奈緒の血液検査の結果がおかしい。静信は夜、沙子という少女と出会う。そして、奈緒が死んだ。夏野は何かの気配に眠ることができない。
繰り返される死、夜中の引越し、うつろな視線の村人たち。不安な兆候があっても、そこから何も掴むことができず浮かんだ疑問は闇の中に消えていく。恵の気配に密かに怯える夏野。再び徹の部屋で眠る。夜がやってくる。
静信は、死者が出た家を周って不審点を洗い出す。そこで浮かんだ共通点は、かなりの人が死ぬ数日前に辞職をしていることだった。夏野は恵の暑中見舞いはがきを受け取る。一層濃くなる恵の気配。徹が死ぬ。
増え続ける死。手詰まりの敏夫は怒りをあらわにする。静信の持って来た情報にも、礼を言うどころか暴言を投げつける有様だ。夏野はある仮説を胸に秘め、ビデオや書物を調べはじめる。そして何げなくした保との会話から、あるキーワードに辿り着く。「起き上がり」だ。
大川透
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