アウシュビッツ ナチスとホロコースト

ユダヤ人大量虐殺と聞けば即座に人々の頭に浮かぶアウシュヴィッツ収容所。しかし、そこはもともと、別の目的のために建てられた場所だった。

アウシュヴィッツでは、1942年までにすでに数えきれないほどの人命が奪われていたが、過激なナチス政権の下、さらなる殺戮が行使されようとしていた。

ヨーロッパで始めてユダヤ人を国外追放し、アウシュヴィッツへ送った国はフランス。後に世界はナチス支配下最大の被害者数を記録した年を迎える。

ユダヤ人被収容者の私物の没収、また、おぞましい人体実験のために被収容者が検体として選別されたことなどを当時の目撃者が証言する。

ハンガリーがドイツに占領され、ユダヤ人の国外追放政策が始まった。連合軍側では強制収容所を爆撃すべきかどうかの議論がなされる。

赤軍により強制収容所が解放される。赤軍は前もって収容所の存在を知らされておらず、到着時その劣悪な環境のありさまに衝撃を受ける。