エピソード2
スヴァールバル諸島 -北極の楽園-
ノルウェー北端にあるスヴァールバル諸島にスポットを当てる。冬のスヴァールバル諸島は太陽が沈んだ状態、極夜が続く。ホッキョクグマは極寒の中、海氷を闊歩して、アザラシを狩る。早春になると、太陽が昇る。日照時間が増えると、海氷の下では、食物連鎖の基礎となる現象が起きる。藻類が活発に活動し始め、それをカイアシ類が食べるのだ。春になり海氷が溶けると、カイアシ類を食べに渡り鳥がやって来る。太陽が沈まない白夜の時期になると、植物が花を咲かせる。スヴァールバルトナカイは草を食べ、ホッキョクギツネは繁殖期を迎える。セイウチは陸でのんびり過ごし、大量に貝を食べる。氷河が崩落する夏。渡り鳥や定住動物が出産シーズンを迎え、スヴァールバル諸島は命あふれる世界となる。
42分 · 2016年2月12日
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