Senzaburo Makimura

2014年。高野の妻が失踪し、置手紙から高野は島で起きた10年前の火災の真相を知る。成瀬も手紙の内容を認め、隠し続けた秘密を話す。一方、西崎は、現在の希美の病状を成瀬や安藤に告げるべきか迷っていた。

西崎が、鳴瀬と希美に奈央子の救出作戦への協力を頼む。一旦は断った成瀬だが、勤務先の店でクリスマスイブに予約キャンセルが出たこともあり、助力を決意。一方、野口は、安藤との将棋対決である賭けを持ちかける。

事件を追い続ける高野に、自分の余命が短いことを告げた希美。彼女は事件当日に見たことを話し始める。事件が起きた時期、希美たちは、野口が奈央子を虐待していることに気づきつつあった。

2004年の事件当日。希美は野口に将棋の助言をしながら、西崎を待っていた。しかし、対局の目的を知り、動揺して計画を崩してしまう。10年後、事件の顛末が明かされ、病を抱えた希美はある答えを見つける。