Go Ahead

1999年夏。李海潮は妻を亡くし男手一つで麺の店を切り盛りしながら愛娘の李尖尖を育てていた。そんな父娘の暮らす団地に派出所に勤務する凌和平の一家が引っ越してくる。尖尖は和平の息子の凌霄を気に入るが、凌霄は無口で、和平と妻・チェン・ティンの言い争う声が毎日のように団地中に響いていた。そんな中、海潮は銭さんの紹介で賀梅という女性とお見合いをすることに。賀梅は子秋という男の子を女手一つで育てていた。尖尖は継母の出現が気に食わず...。

娘の死に苦悩するチェン・ティンの精神状態は悪化、ついに家事も疎かになっていた。見かねた李海潮は凌霄を食事に招き、凌霄は海潮の料理を食べて李尖尖とも仲よくなっていく。そんな中、賀梅が母が重病で倒れたと子秋を海潮に預けることに。海潮は自分をパパと呼ぶよう優しく子秋を受け入れる。一方、凌霄が妹の写真を手元に残していたことを知ったチェン・ティンは凌霄のせいで娘が死んだと罵り、凌和平と離婚して家を出ていくのだった。そして10年後の秋...。

2009年秋、李尖尖は高校生となり2人の兄 高3の凌霄、賀子秋と一緒の高校に通うことになる。その日の夕食、李尖尖はやっと生理が来たと家族に発表するが、男ばかりの食卓には微妙な空気が漂う。ある日、3兄妹はチンピラに絡まれていた李尖尖のクラス委員長の斉明月を助け友達になる。斉明月の母親は熱心な教育ママだった。一方、凌和平にチェン・ティンの母親である凌霄の外祖母から電話が入る。チェン・ティンの再婚相手が仕事で半年帰国するため、一家も帰国するというのだが...。

凌霄を訪ねてチェン・ティンが高校へやってくる。チェン・ティンは凌霄に新しい妹ができたことを伝えるが、李海潮を家政婦呼ばわりするチェン・ティンに凌霄は怒りが爆発、海潮は自分の実の父親も同然だと言い残して出ていく。凌霄とチェン・ティンのやり取りを見ていた李尖尖と賀子秋はそれぞれ複雑な気持ちを抱く。そんなある日、チェン・ティンの母親である凌霄の外祖母が、チェン・ティンと再婚相手の娘で凌霄とは異父兄妹になる小橙子を連れて麺館へとやってくる。反発する凌霄に怒った外祖母は小橙子を麺館に置き去りにし...。

チェン・ティンは小橙子と凌霄を近づけるため毎日のように麺館に小橙子を連れてくるようになり李尖尖は不機嫌だった。賀子秋の誕生日、子秋に思いを寄せる斉明月は腕時計をプレゼントする。家では子秋の誕生日の食事会が開かれるが、その席で叔母の賀蘭が子秋に説教してしまう。心を痛めた李海潮は酒に酔い、子供に対する思いを吐露するのだった。ある日、小橙子が尖尖の家へ凌霄を探しにやってくる。尖尖は小橙子を連れ凌霄を探しに行くが小橙子が骨折してしまい...。

凌霄は毎日、放課後になると入院する小橙子に付き添っていたため李尖尖は憂鬱だったが、凌霄は優しく尖尖を慰める。その後、ようやく小橙子も退院、チェン・ティンと小橙子はシンガポールへ戻るのだった。久しぶりに平穏が戻り、尖尖は凌霄が応募した木彫りコンテストで金賞を受賞、李・凌一家は例年のように家族水入らずでにぎやかな年越しを過ごす。そして新年、尖尖のクラスに子役スターの唐燦が編入してくる。一方、賀子秋のもとには実父である趙華光が現れ...。