シーズン1、エピソード3: 有功(堺雅人)が道場で1000回の素振りをして倒れたことを知った家光(多部未華子)が、有功の部屋を訪れた。情けないと言いつつも、最後までやり遂げたことを澤村伝右衛門(内藤剛志)がまるで褒めているような口ぶりだった、と不思議そうに語った。そして、“若紫”と名付けた子猫を可愛がる有功に気付き、不機嫌になった家光は「子猫は可愛いから嫌いだ」と言いながら、かつて娘を産み、その子を亡くしたことなど自分の過去を話し出す。いつも勝気にふるまう家光に秘められた悲しみ・苦悩があることを感じた有功は「よう、耐えてこられました」と家光を心から慰める。その時、家光の胸の中で何かが動き出し…。 その頃、家光が有功のもとへ足しげく通っていると知った御中臈たちは、嫉妬や妬みから有功への不満が膨らんでいた。そんな会話を聞いてしまった玉栄(田中聖)は、有功を守るため思いもよらぬ行動に出る。
