シーズン1、エピソード2: お上(家光/多部未華子)は女性、そして自分が大奥に連れてこられたのは“お世継ぎをもうけるための種”と知らされ、ショックを隠せない有功(堺雅人)。そしてその有功が、顔を腫らし戻ってきたため、訳が分からず心配する玉栄(田中聖)。そこへ、春日局(麻生祐未)の命により、有功のお世話係を務めるという村瀬正資(尾美としのり)がやってきた。大奥で暮らすことを承諾した有功は、京の万里小路家と伊勢の慶光院に自分が無事であるという便りを出してほしいと頼むが、村瀬からはもうすでに全て済んでいると返される。さらには、薄気味の悪い京ことばを改めるようきつく言われ、有功たちは絶句するしかなかった…。 ある夜、突然有功の寝室に入ってきた家光は、まだ幼い子猫を放り投げ「そちにつかわす」と言い残し去って行った。当惑する有功…だが、家光が有功に興味を持ったことを知った春日局は、自分が間違っていなかったと嬉しさを隠せないでいた。 大奥に控えている御中臈たちに引き合わされた有功は、御中臈たちが家光をじゃじゃ馬呼ばわりしているのを聞き、たしなめる。しかし、それが発端となり、有功や玉栄への陰湿ないじめが始まり…。
