null: “ふつうで美味しい”とは今日も明日も美味しくて、10年後も食べたいと思う味。 日本各地の美味しいものを40年食べ歩いた、元「dancyu」編集長・植野広生が、大好きなお店の“ふつうで美味しい”料理を教えて貰い、「植野食堂」のお品書きに加えていきます。 本日の植野食堂は、「もう一度行きたい!あの店の別メニュー」。 訪れたのは、東京・大森にある大正ロマンあふれる洋食店「洋食入舟」さん。 1924年創業、今年で102年目を迎える老舗です。 赤じゅうたんの玄関を抜けると、1階は木漏れ日が差し込むテーブル席、2階には“お座敷洋食”と呼ばれる7部屋の畳の個室が広がります。 元々花街だった地域柄、芸者さんを呼ぶための造りが今に残る、歴史を感じる空間です。 店主・松尾信彦さんは4代目。頭から尻尾まで全て食べられるエビフライ、外はサクサク、中はふわふわの魚のフライ、卵の甘みでチキンライスを包むオムライス、濃厚デミグラスソースのポークソテーなど、昔懐かしい洋食の味わいを守りながら、丁寧な手仕事で提供しています。 本日、植野さんに教えていただくのは、クリーミーな口当たりの中にじゃがいものうまみが広がる「じゃがいものポタージュ」と、ふんわりと焼いた卵が絶妙な食感の「たまごサンド」。 さらに番組後半では、まかないで人気の「ミートソース丼」も紹介します。 長年愛され続ける味わいと、店主・スタッフの温かい人柄が感じられる「洋食入舟」の魅力を存分にお届けします。 本日も作り手たちの優しさを、お腹いっぱいいただきます!
