シーズン1、エピソード3: プレオープン中のホテルにやってきたのは、かつての小学校の卒業生、沙由里(小島藤子)。卒業生といえど、6年生のときに転校してきたため、仲のいい友達がいるわけでもなく、30歳を目前に長年付き合った彼氏に振られ、ホテルを一人で訪れていた。周りを見渡すと、かつての小学校の思い出に浸る家族連れや友人たちのグループばかり。しかも、カップルから「写真を撮ってもらえますか?」とカメラを渡され、いたたまれないでいると、近くにいたカメラマン・新田(渡部秀)に助けられる。湖畔の美しい風景も、沙由里にとっては見慣れた地元の風景。傷心の沙由里は実家に帰る気にもなれない。仕方なくホテルのレストランで一人ランチをしていると、隣の席にカメラを手にした新田が案内されてきた。何気ない会話から二人は同い年だということがわかり、同世代の話題で盛り上がる。ランチを終えた二人は、沙由里の案内で近くの山を散策することに。今まで何も感じなかった山頂からの地元の風景を、楽しそうに撮影する新田を見た沙由里は…。そして、夜のホテルデッキには、お酒を手に語り合う、沙由里と新田の姿があって…。
