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シーズン1、エピソード1: 連続「テレビ映画」第一号として、放送史を切り開いた記念すべき第1話。1957年、昭和32年11月11日の放送です。第一話は楽しい幕開けです。ぽんぽこ山の森の中で子ダヌキの兄妹ぽん吉(栗原眞一)、ぽん子(小鳩くるみ)が元気いっぱい歌います。大きな月が出ています。ススキが風になびいています。♪みなさん、こんちは、こんばんは。おいらは子ダヌキぽん吉さ、あたいは子ダヌキぽん子ちゃん。だといって警戒御無用、御無用、とってもよい子のご褒美に、神さまたちのお力で生まれ変わった二人です。はーい、そーれ、こんばんはー子ダヌキ兄妹は、今から生まれ変わろうとしています。ぽんぽこ山の神さまのお使いとして「鶴のおばさん」(若水ヤエ子)がやってきました。二人を人間の世界へ運ぶ役目です。鶴のおばさんは二人に神さまからの「免状」を読み聞かせます。「ぽん吉、ぽん子は、大変よーく勉強し、よーく働いた。その上、心もやさしい。よって二匹を人間に生まれ変わることを許可する」「ただし、タヌキの力は自分の利益のために使ってはだめだよ」と釘をさします。 さあ、いよいよ生まれ変わるという時、ぽん吉ぽん子は「一緒の家に生まれ変わりたいのです」とお願いしました。しかし、鶴のおばさんは「それではお話にならないからだめ」と却下します。「何事も修行、勉強ですからね。歯を食いしばって、がんばりましょう。」そういうとふくろうのおじさんの合図で二匹はかわいい人間の赤ちゃんに生まれ変わりました。鶴は二人をくわえて夜空を飛んでいきます。「さて、どこに運んでやろうかな。どこに生まれ変わっても、きっといい子にならなくちゃだめだよ。」鶴は別々の場所を探します。
ドラマ · 1957年11月11日 · 7分