シーズン1、エピソード3: 敵――それは巨人であった。人間とそっくりな形態をした――しかし、あまりにも大きな人類であった。輝の心に、わけもなく恐怖の念が湧き上がってきた。その姿は、それまでの輝の概念のすべてをふきとばしてしまった。フォッカーの助けがなければ、輝は、マクロスまで戻れなかっただろう。マクロスは、すでに大気圏を離脱していた。ミンメイと輝はその巨大な船の中に入っていく。この船の巨大さも、あの巨人のことを考えれば、わかろうというものだ。輝は、この船から出ていこうとした。ミンメイにしても、輝にしても、軍に属する船の中にいる気はなかった。
