シーズン1、エピソード1: 速見穂香（波瑠）は、大手家電メーカー『ラクーン・エレクトロニクス』営業部の社員。5期連続で営業成績ナンバー1の速見は、部長の佐々木克典（伊藤正之）や先輩社員の春日亮（佐伯大地）たちから「ほとんどのクライアントを会ったその日に落とす“営業神”」と呼ばれ、取引先からも絶大な人気を得ていた。 速見の後輩・山本知博（高杉真宙）は入社3年目。3人兄弟の末っ子で、長兄の正海（竹財輝之助）、次兄の薫（古川雄大）から溺愛されて育った彼は、忙しい母に代わって兄たちと家事をこなしてきたため、家事力には絶対の自信を持っている。普段、速見と一緒に営業先を回ることも多い山本は、完璧に仕事をこなす彼女に強い憧れを抱いていた。 そんな折、営業部に新入社員の花妻蘭（前田拳太郎）が配属される。機転の利く性格で、お菓子作りが趣味という花妻は、その天真爛漫さからくる“あざと可愛いさ”で、早くも上司や女子社員たちの心を掴む。 営業部の花見の日、山本の前に、人事部に所属する同期・赤嶺麗奈（仁村紗和）が現れる。そこで山本は、いきなり「山本くんって、速見さんのこと好きでしょ」と赤嶺に指摘され、動揺してしまう。 その夜、山本は、酒に酔った勢いで速見のマンションを訪れる。速見が忘れていったハンカチを届けるためだった。突然のことに焦りまくる速見。そこで山本が目にしたのは、普段の速見からは想像もできないほど散らかり放題の汚部屋で・・・・・・。