人生最悪の誕生日

シーズン1、エピソード1: 典子（山口智子）はアパレル会社の企画部で働いている。29歳の誕生日の朝、鏡を見て、額の上に10円玉くらいのハゲがあるのを見つけた。円形脱毛症だ。仕事のストレスが溜まったらしい。 出勤の途中、駅の階段でハイヒールのカカトが折れ、会議に遅れた。会議では典子が提案した新しいブランドが製造中止になった事が発表された。神岡課長（大河内浩）は、責任の全てを典子に押しつけて来た。そして、パリコレクションに派遣されるはずだった典子に替わって、後輩が出張することになった。そして典子は新規事業のビアレストランに出向することになった。 典子は、恋人の久保田（神保悟志）に電話した。二人で典子の誕生日を祝うことになっていたのだ。しかし、久保田は急な出張で会えなくなったという。夜、典子は友人の報道カメラマンをする彩（松下由樹）と、カフェで待ち合わせをしていた。そこへ、彩から仕事が入ったため行けないという電話が入る。そのとき、前の道路に久保田が乗った車が停まった。若い女性が乗り込み、車は走り去った。