シーズン1、エピソード2: 母・照子(竹下景子)の死に疑問を抱き、何度も昭英総合病院に電話をかける直(滝沢秀明)。だが病院は直の訴えをとりあってはくれず、電話はたらいまわしにされるばかり。ようやく夜の9時を過ぎた頃に照子を担当した南(京本政樹)と連絡がとれ、直達家族は急いで病院に向かう。だが、直達に会った南は不遜な態度で、メスのことを何かの間違いじゃなかったのかと軽くあしらう。そのうえ、照子の死でショックを受け、飲まない酒をたまたま飲んでいた直の父・史朗(尾藤イサオ)は、酔っ払って病院に来たことを南から非常識だとたしなめられてしまう。カルテを確認すると言って南が応接室から出ていったものの、一時間もの間を直達はただただ待たされてしまう。一時間後、現れたのは南ではなく、慶蔵(大杉漣)だった。顧問弁護士と連絡をとっていた、金銭が絡む場合、弁護士に一任することにしていると慶蔵は言う。金が欲しいなどとは思っていなかったため、怒る直や史郎。しかも、南は緊急のオペに呼ばれてもういないと言う。怒りが爆発した史朗はその場から帰ってしまうのだった。廊下に一人残った直は、慶蔵にメスを見せ、「病院のメスじゃないんですか」と問う。しかし慶蔵は証拠がないと言い、自分は部下の南を信じると言い放ち、その場を立ち去った。メスのことを再び問い、猛然と慶蔵に向かう直だったが、警備員に止められてしまう直だった。後日、セツ(松雪泰子)の所属する事務所に出向いた直は、持っているメスが本当にメスであること、そしてそれが西南第一病院のものであることを証明して欲しいと訴えた。セツは事務所長の野中(モロ師岡)に、直の力になってやれと言われ、とりあえずメスを写真に撮るのだった。数日後、学校に登校した直は、剣道部の仲間から亜美(優香)と合コンの約束をとりつけてくれと頼まれ、渋々亜美に電話する。遊園地で遊ぶ直と亜美達。亜美は直に好意を寄せるが、直は鈍感なのか亜美のそんな態度にお構いなし。さようならと言い、すぐに帰ってしまう直だった。直が家に着くと、そこには誰かが来た様子が残っており、メスがなくなっていた。病院から事務局長が訪れたらしい。メスがなくなったことに焦り、家を飛び出す直。すると直は、小さな橋のところで事務局長から金の入った封筒を受け取った史朗と出くわす。「なんで金なんか貰ったりするんだよ!」と、史朗に掴みかかる直。その晩、直の家の電話が鳴った。セツからだった。セツは言う。「メスの特定が出来たわ」・・・。
