
S1, E5: 小津(田村正和)は久し振りに娘の、絵理(水川あさみ)に会った。化粧の濃くなった絵理は「あんたに父親の資格はない」と言われ、苦り切る小津であった。 剛(瑛太)と未句(中川愛海)が遅刻してやってきた。佐野(小日向文世)とまなび(西田尚美)が見咎めると、剛は「一葉先生(京野ことみ)と淳(忍成修吾)が深夜デートするのはいいのかい」と開き直った。教師二人は息を飲んだ。 休み時間、小津は、加藤(ユースケ・サンタマリア)とみゅー(瀬戸朝香)に頼んで、章夫がいなくなった穴埋めのメンバーをスカウトしていた。偶然やって来た剛は、みゅーが投げたボールを、見もせず受け止めた。小津の目が光った。 そのころ校長室には、淳の父親孝正が怒鳴り込んできていた。「子供を預けているんです。明日までに納得いく説明を」と孝正は言い残し、立ち去った。 職員室では、一葉に事情を聞いていた。「誘われて、なんとなく歩きながら話を・・・。すいません」と一葉。「すいませんですむの!?君のしたことは軽率だ」と小津が口を挟んだ。いつになくきつい口調の小津であった。 加藤は、小津が一葉の件を、正論で追い詰めたのが不思議だった。小津は逆に加藤の過去を聞き出そうとした。加藤は前の学校で、ある女生徒に慕われ、距離を取ろうとしたら、根も葉もない噂を流され、結局学校を辞めざる得なかったのだと言う。「生徒と先生の距離は難しい」とつぶやく加藤。 翌日、孝正が校長室へ訪れた。一葉の処分が「訓戒」と聞いて、孝正は息子を学校を辞めさせると言い出した。責任を感じた一葉は自分が辞職すると言い出す。 何故、男子生徒から誘われて一葉はついていってしまったのか。小津は不思議だった。 また、淳も厳格な父親に甘えたことが無い子供であることを、小津は浩二から聞かされる。 そして小津、加藤、一葉は、孝正の働く証券会社の本社を訪れた・・・・。