シーズン1、エピソード4: 亜美(優香)といた直(滝沢秀明)を、晃子(伊藤蘭)が家に招待した。晃子は亜美が、昭英病院の外科部長の娘であることを直に話していないことに少し苛立つ。もう直と会うのはやめなさいと言う晃子だった。直が家に帰ると、亜美から電話が入った。今度の日曜日、どうしても話したいことがあるので会いたいというのだ。OKする直。数日後、セツ(松雪泰子)は昭英病院のナースセンターに出向き、照子(竹下景子)が病院に運ばれてきた時のことを聞き込みに入った。迷惑がられるセツ。そんな中、セツは一人の看護婦に目を止めた。繭(菅原禄弥)だ。廊下で待ち伏せして、繭に名刺を渡すセツ。いっぽう、セツに呼び出された直は、セツから照子の第一発見者を見つけたとの情報を得、セツと一緒に飛び出して行くのだった。第一発見者の田所は言った。商店街の外れで腹を押さえてうずくまっていた照子を見て、盲腸だと思ったと。何度連絡先を聞いても照子は「う~」としか答えず、仕様がないから救急車が来るまで励ましてやったと・・・。田所のふざけた態度に思わず怒りの声を上げる直。そんな直をセツは止めに入った。裁判が始まったら証言台に立ってもらうしかない相手なのだから、機嫌を損ねるような真似はするなというのだ。セツは言う。これからは誰に何を言われても頭を下げろと。「私達はお母さんに何が起きたかを調べてるだけよ。誰かを恨んだり、憎んだりするために始めたわけじゃないわ。忘れないで。君が目指してるのは真実よ」・・・。後日。毬(小嶺麗奈)の母・佳代が、その後照子のことで状況に変化があったかどうかを尋ねてきたという話を祐子(佐藤仁美)から聞いた直は、毬の母が何か知っているはずだと踏み、家を飛び出した。毬の家に行く直。すると直は毬から、お母さんは公民館で行われている会合に行っていると言われる。直の家はなぜか呼ばれていなかった・・・。公民館集会所に出向いた直が戸をガラリと開けると、商店街の人達が振り返った。そこには慶蔵(大杉漣)の姿もあった。話によると、商店街主催の夏祭りのスポンサーに昭英総合病院がなってくれたのだという。お金を出して商店街の人間を味方につけようとする慶蔵のやり方に「卑怯じゃないですか!」と楯突く直だったが・・・。公民館集会所に戻り、もう一度毬の母・佳代(増子倭文江)を問いただす直。すると仕方なく佳代は答えた。回覧板を持っていく途中で照子に会い、30分ほど立ち話をした後、受験の話になり、神社にお参りしていこうということになったこと。照子がお財布を持っていなかったので、お賽銭と絵馬代を貸してあげたこと。「死ぬなんて思わなかったのよ!あのあと!神社の表で別れた後、あの人!」気色ばむ佳代。「教えてください。何があったんですか?」問いかける直は佳代からすべてを聞き出し、セツに電話するのだった。「わかったんです!第一発見者の田所さんに発見される前の母の様子が!どうして倒れていたのかもわかったんです!」するとセツも、切り返した。「こっちもわかったの。知り合いの医者にカルテの鑑定を頼んで、私の考えを検証してもらったの。睨んだ通り、不審な点が見つかったわ」一歩進んだかに見えた直達だった・・・。また、急接近した直と亜美の関係。が、ある日、亜美の母・晃子が真崎家を訪ねてくる。彼女は直の父・史朗(尾藤イサオ)に冷たく言い放つ。「娘には、息子さんを近付かせないでください」と・・・。
