シーズン1、エピソード4: 小早川千影(阿部寛)が、フロア担当として「アンティーク」に加わったことで、神田エイジ(滝沢秀明)は、なぜかウキウキしている。自分より後輩が入り、小野裕介(藤木直人)と厨房で作業できる時間が出来たと大喜びで、客のオーダーで「星のケーキ」を作っていた。もともと、橘圭一郎(椎名桔平)さえ「オヤジ」呼ばわりのエイジは、千影との年齢差に臆することもなく、早くも先輩風を吹かす。 エイジには、もうひとつ嬉しいことが。休憩がとれるようになったのだ。小野のケーキ作りを手伝っていたエイジは千影と交代して、さっそくどこかに姿を消す。残された小野と千影の視線が微妙に絡まるのを、橘がフロアから覗いていて・・・。 エイジは「神田ボクシングジム」に来ていた。ヘッドギアもせず、軽やかなフットワークでスパーリングするエイジ。そこに帰ってきた神田源一(牟田悌三)は、エイジの目を心配してスパーリングを止める。これがエイジの休憩だった。 「アンティーク」では、来店した飯塚桃子(小雪)を橘と千影が迎えた。この2人の出迎えに、少しがっかりの桃子。店には相変わらず、吉永正太(えなりかずき)がいた。席について、橘にオーダーした桃子の目はケーキを運ぶために厨房から出てきた小野に釘付け。しかし、小野はそっけなく厨房に下がる。そこに、内野茜(西野妙子)が牧野潤子(中越典子)を連れてやった来た。エイジの姿を探す茜に、橘はその関係を尋ねる。すると茜は、エイジの元彼女で今も一緒に暮らしていると答えた。店内の人々は、茜の話にビックリ。 茜によると・・・潤子も同様だが、エイジは彼女たちを男関係のトラブルから救い「こんな男やめて、俺の女になれば」と、告げたらしい。そして「そのまま(彼女に)なっちゃったの」と言うのだ。「男は強くないとね」と茜たち。正太は興味津々だが、エイジが中学3年生の時のことだと聞いて橘、千影とともにタメ息。厨房で聞いていた小野は、自分が中3の時を思い出して暗い表情になっていた。
